思想
胎蔵界たいぞうかい
大日如来の慈悲の世界を表す曼荼羅体系。
ざっくり言うと
母の胎内のように、すべてを包み育てる慈悲の世界です。
もう少し深く
胎蔵界は、胎内が生命を包み育てるように、大日如来の慈悲と生成のはたらきを表す曼荼羅体系です。中心から周囲へ多くの尊格が広がり、衆生を包摂し、悟りへ導く世界観を示します。
金剛界が智慧の秩序として説明されるのに対し、胎蔵界は包容・成長・展開のイメージで理解すると入りやすくなります。ただし智慧と慈悲は切り離された二原理ではなく、両界曼荼羅として一対で見ることで、大日如来のはたらきが立体的に見えてきます。